Glossary entry (derived from question below)
English term or phrase:
muscular integrity
Japanese translation:
質実剛健な風格(造り)
English term
muscular integrity
Virginia Wolfの To the Lighthouseからの一節です。
3 | 質実剛健な風格(造り) | RieM |
4 | 無傷に保たれた精悍さ | humbird |
3 | どっしりと揺らぐことのない | Asako Okuma |
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How to tell the difference between "easy" and "pro" questions:
An easy question is one that any bilingual person would be able to answer correctly. (Or in the case of monolingual questions, an easy question is one that any native speaker of the language would be able to answer correctly.)
A pro question is anything else... in other words, any question that requires knowledge or skills that are specialized (even slightly).
Another way to think of the difficulty levels is this: an easy question is one that deals with everyday conversation. A pro question is anything else.
When deciding between easy and pro, err on the side of pro. Most questions will be pro.
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Proposed translations
質実剛健な風格(造り)
質実剛健の説明はこちらです。他の四字熟語の方がぴったりくるかもしれません。
http://sanabo.com/words/archives/2002/05/post_475.html
Integrity については、非常にいいことを書いていらっしゃる方がいましたので、コピーさせてもらいました。
http://ms.mitsue.co.jp/
最近気になる「インテグリティ」という言葉
インテグリティ(integrity)という単語が、いろいろなマネジメントシステムに登場します。
情報セキュリティでは「完全性」という意味で使われ、品質マネジメントでは、トップマネジメントへの要求事項のひとつとして「品質マネジメントシステムの変更が計画され、実施する際には”完全に整っている状態”(integrity)であることを確実にせよ」とあります(5.4.2項)。
「完全性」という意味で理解し、長い間あまり深く考えずに放っておいた単語なのですが、最近になってこの単語を目にする機会が増え、どういう意味を持つのか調べてみました。東海大学教授の田草川弘氏によると
インテグリティとは、いかなる権力や圧力にも諂(へつら)わず屈しない道義心の堅固さ、この人ならばと人格的に全幅の信頼を集める内面的な強靱さ、したたかさ、行動力と実績を意味する。 これは道義的原理や責務に忠実であることを意味する名誉や体面(オーナー)とも少々違うし、虚偽や欺瞞(ぎまん)がないことを意味する正直さ(オネスティ)だけではないし、私欲や一切のやましさがないことを示す誠意(シンセリティ)とも同じではない。 ~中略~ インテグリティには決定的な日本語の訳語はない。それぞれの文脈により、さまざまな言葉が使われている。高潔、廉直、廉潔、清廉、気骨、真心、大勇、至誠、忠義、忠誠、至誠、至直、剛直、律儀、潔白など。訳者の苦労が痛いほど伝わってくる。そのすべてをかみしめた上で、筆者はインテグリティという英語を日本語では節操、矜持(きょうじ)、あるいは筋を通す強さと表現することが多い。
とあり、「完全性」という訳語からは程遠い意味を本来持つ、高邁な単語だということを知りました。なんとなく武士道や侍のにおいがします。この単語は今後CSR関連のキーワードとして流行するのではないでしょうか。
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本当に、integrity って一言で訳すのは難しいです。
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Note added at 6 hrs (2008-04-29 20:42:36 GMT)
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関係ないんですが、"virtue seems to have been laid bare by years of *muscular integrity*, " と読んだときに、実家がある奈良の東大寺南大門の、金剛力士像を思い出しました。まさしく筋肉ムキムキで、でも2本足で立っていますけど。
Rieさん、色々調べてくださってあり雅号ございます。確かに、integrityの理解は難しいですよね。 |
無傷に保たれた精悍さ
この言葉は秤が平衡を保っている状態を考えればいいとどこかで教わりました(相手は日本人ではありません)。
つまり秤がどちらにも傾かないでいる状態。
この状態を保つのは、人間として容易なことではないということです。プリンシプルを保つということのようです。だから中立を保つということとは違うのです。
ここではintegrityを無傷に保たれたとし、muscularを精悍さとして見ました。
というのはscrubbed board tables, grained and knotted, といっていますからかなり粗野な外観だと思います。それは「精悍さ」という言葉で表してみたくなりました。
「精悍な女性」なんて聴いたことないでしょ?だからこれはmuscular同様、男性の特性ですよね。それが無傷にそこに、どちらにも偏らないであるということのようです。
ご参考までに。
humbirdさん、いつもお力添えいただき感謝しています。実は今回は翻訳のチェックの仕事なのです。 訳者は「どこの家庭にもあるような、使い込まれ、木目や節目の浮き出したテーブルだ。取り柄といえば、長年クロスをかけずに置いておいても、*傷もつかず長持ちしてくれる*ことか。」と訳しています。「長年クロスをかけずに置いて」は、明らかに laid bare を文字通りの意味に誤解しているのだと思うのですが、「傷もつかず→無傷」という点では、humbirdさんの解釈と同じのようですね。 |
humbirdさん、いつもお世話になります。今回はRieさんとhumbirdさんのどちらを取るべきか非常に迷いましたが、integrityの解説の分、Rieさんを選ばさせていただきました。 ご協力感謝しています。 |
どっしりと揺らぐことのない
Integrityのイメージとして、おっしゃるとおり侍や筋骨隆々の像のように、風雨にさらされても、反対勢力にあっても、自分の通した筋を曲げない、というような感じでとらえてみました。ご参考までに。
AOSさん、ご意見ありがとうございました。 |
Discussion
http://booklog.kinokuniya.co.jp/abe/archives/2007/08/